2025年8月5日

APUのS・Park会長は5日、スウェーデン・ストックホルムに所在する北欧有数のデータセンター企業 atNorth を訪問し、経営陣と懇談した。今回の訪問は、同社が進めるグローバルICTおよびコンテンツ事業の拡大に関連し、持続可能なデジタルインフラのパートナーシップを強化する重要な一歩と受け止められている。

atNorthはアイスランドに本社を置き、スウェーデンやフィンランドなど北欧地域で急成長を遂げているデータセンター専業企業である。再生可能エネルギーを基盤とした環境配慮型データセンターと高性能コンピューティング（HPC）プラットフォームを強みとする。なかでもストックホルムの「SWE01」データセンターは、液体冷却を用いた先端的な熱回収システムを備え、高密度のAI・HPCワークロードを処理する一方で都市暖房に活用可能なカーボンニュートラル型インフラモデルとして注目を集めている。

Park会長は今回の懇談で、atNorthの環境技術と運営理念に強い関心を示し、将来のAPUのグローバルプロジェクトとの接点を探った。同会長は「AIとデジタルコンテンツ産業が爆発的に成長する現在、単なる演算性能にとどまらず、持続可能性とESG経営を満たすデータインフラこそが競争力の核心となる」と強調した。

今回の訪問は、APUが単なるICTインフラの利用者にとどまらず、グローバルな環境配慮型デジタルエコシステムに積極的に参画する姿勢を示すものとして評価される。また、北欧地域における豊富な再生エネルギー資源と先進的なデータセンター運営の知見は、今後のAPUの海外プロジェクト戦略において重要なパートナーシップおよびベンチマーキングの機会となる見通しである。

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